報道発表資料

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2023年10月11日
  • 水・土壌

国際原子力機関(IAEA)との共同事業の一環として実施する海洋試料採取について

1.IAEA等の専門家が来日し、ALPS処理水に係る海域モニタリングについて共同で試料採取等を実施します。 

2.本取組は、ALPS処理水に係る海域モニタリングの裏付けを目的として実施しているものです。
 
3.IAEA海洋環境研究所の専門家に加え、更なる透明性向上の観点から、IAEAから指名されたカナダ、中国及び韓国の分析機関の専門家も参加します。

■ 概要

 環境省では、昨年度からALPS処理水に係る海域モニタリングを実施しています。当該モニタリングの結果を裏付け、透明性や信頼性を向上させるため、昨年度から国際原子力機関(IAEA)の参加を得て分析機関間比較を行っています。
 今般、以下の要領により当該モニタリングについての分析機関間比較を実施しますのでお知らせします。
 なお、本件に関するIAEAのプレスリリース(英文)は以下URLに掲載予定です。
  【URL】: https://www.iaea.org/press

 <日程>
  令和5年10月16日(月)~ 23日(月)

 <実施概要>
  東京電力福島第一原子力発電所周辺の海洋試料をIAEAと共同で採取、分割し、IAEA及び国内外の各分析機関が個別に分析を行い、IAEAが分析結果の比較評価を行う。

 <参加する海外の分析機関>
  IAEA海洋環境研究所、IAEAから指名された第三国分析機関(カナダ、中国及び韓国)

 なお、我が国では、総合モニタリング計画に基づく海域モニタリングについての分析機関間比較事業を2014年から既に実施しており、本年は、両比較事業の試料採取等を合同で行います。
 

■ 試料採取等の日程

 - 10月 16日(月)~ 17日(火) 海水及び海底土の試料採取
 - 10月 18日(水)~ 20日(金) 水生生物、水産物等の試料採取及び前処理
 - 10月 23日(月)        海底土試料の前処理

 

(注)
・上記日程は、現時点での見込みであり、天候等により変更等の可能性があります。
・現地における取材対応の予定はありませんが、試料採取等の模様を追って公開する予定です。

連絡先

環境省水・大気環境局海洋環境課
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8306
課長
大井 通博
企画官
北村 武紀
係長
石川 大裕